眉ティントを徹底比較!ライフスタイル別おすすめアイテムと使い方

毎朝のメイクで、最も時間を取られるのが「眉毛」ではないでしょうか。

一度でも左右のバランスが崩れると、その日は一日中、鏡を見るたびに憂鬱になってしまう。

そんな経験を持つ方は少なくないはずです。

私自身も、駆け出しの頃は眉毛を描き直すのに10分以上かけてしまい、そのせいで朝のルーティンが崩れることが頻繁にありました。

そんな悩みを一挙に解決し、「眉毛革命」を起こしたのが、今や定番アイテムとなった「眉ティント」です。

しかし、いざ使おうと思っても、夜間に仕込む「パックタイプ」から、朝の時短を叶える「リキッドタイプ」まで種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。

ここでは、美容業界で長年培ってきた知見と、実際に多種多様なティントを比較検証した経験に基づき、あなたの生活スタイル、肌質、メイクのこだわりに合わせた「最適解」を徹底的に分析します。

単なる製品紹介に留まらず、色ムラなく、最大限の持続力を得るためのプロのテクニックも余すところなく解説します。

1. 眉ティントのメリットと選び方の基本

眉ティントは、通常のメイクアップ用品とは異なり、肌の角質層を染めることで色素を定着させます。

これにより、洗顔や汗、皮脂でも落ちにくい「持続性」を実現しています。

この持続性こそが、私たちが眉ティントに求める最大のメリットです。

従来のアイブロウペンシルやパウダーが「一時的に色を乗せる(着色)」のに対し、眉ティントは「角質層を染める(染色)」という全く異なるメカニズムを採用しています。

この「染める」という仕組みがあるからこそ、忙しい朝や、水に濡れるシーンでも、眉毛が消えてしまう心配から解放されるのです。

眉ティントがもたらす革新的なメリット

眉ティントが従来の眉メイクと一線を画す点は、大きく分けて三つあります。

  1. 朝のメイク時間が劇的に短縮される: 一度仕込んでしまえば、数日間はベースとなる眉が完成しているため、鏡を見ながら左右のバランスを取るという最も煩わしい作業から解放されます。
  2. 崩れの心配から解放される: 汗をかきやすい方、海やプールに行く方、子どもと一緒にお風呂に入る方など、水や摩擦によるメイク崩れを気にしなくてよくなります。
  3. すっぴんに自信が持てる: 宿泊を伴う旅行や、急な来客、ジムでのシャワー後など、「すっぴんを見られたくない」という心理的な負担を大幅に軽減してくれます。
要素眉ティント従来のアイブロウ(ペンシル/パウダー)
定着メカニズム角質層を染める(染色)表面に色を乗せる(着色)
持続性数日〜1週間程度(洗顔しても落ちにくい)一日限り(汗や摩擦で落ちる)
メイク時間仕込みに時間がかかるが、
日々の時間は大幅短縮
毎日時間をかけて描く必要がある

眉ティントの基本的な選び方:2つの主要なタイプ

市場に出回っている眉ティントは、主にその使用方法と定着メカニズムによって2種類に大別されます。

どちらのタイプを選ぶべきかは、あなたの生活リズムと、どのくらいの持続力を求めているかによって決まります。

  1. パックタイプ(ピールオフタイプ): 粘度の高い液を眉に乗せ、数時間〜一晩放置し、乾燥後に剥がすタイプ。
    高い持続力が特徴です。
  2. リキッドタイプ(筆タイプ): ペンのような形状で、筆で直接眉に色を乗せていくタイプ。
    速乾性に優れ、手軽さが魅力です。

この後、それぞれのタイプについて詳しく解説しますが、特に朝の時間を捻出したい方は「パックタイプ」失敗してもすぐに修正したい方は「リキッドタイプ」という大枠のイメージを持っておくと選びやすくなります。

関連記事:リキッドアイブロウを使いこなす!1本1本描いたようなリアル眉の作り方

2. 夜仕込むパックタイプの特徴と持続力

パックタイプ、またはピールオフタイプと呼ばれる眉ティントは、その名の通り、ジェル状の液体を塗り、乾かして剥がすことで色素を定着させる方式です。

このタイプの最大の魅力は、なんといっても圧倒的な持続力にあります。

角質層にじっくりと色素を浸透させるため、一般的には3日〜7日間、美しい眉の形をキープすることが可能です。

パックタイプのメリットと具体的な持続期間の考察

私の経験上、パックタイプの持続力は、塗布時間と肌のターンオーバー(新陳代謝)のサイクルに大きく左右されます。

  • 塗布時間: 塗布時間が長いほど、色素が深く浸透するため持続力が増します。
    最低でも2時間、可能であれば一晩(6〜8時間)放置するのが理想的です。
    ただし、肌が敏感な方は短時間から試すことをおすすめします。
  • 持続期間のリアル: 公式では「7日間」と謳っていても、実際は3〜5日目で徐々に薄くなり始めます。
    特に眉頭は洗顔やクレンジングの際に擦りやすいため、眉尻よりも早く色が抜けやすい傾向があります。

多くのユーザーがパックタイプで失敗する最大の原因は「ムラ」です。

ムラなく綺麗に仕上げるには、ジェルを塗る前の準備と、塗布後の放置時間が鍵となります。

失敗パターン原因とプロの視点解決策(応用テクニック)
塗った部分にムラができるティントを塗る前に
皮脂や化粧水が残っている。
または、液の厚みが均一でない。
アルコールフリーの化粧水
眉周りを拭き取り、
完全に油分をオフする。
液はたっぷり、
均一な厚み(1〜2mm)で塗る。
眉頭だけ色が濃くなる眉頭は皮膚が薄く、
色素が濃く出やすい。
また、塗る時に
最初に眉頭から塗りがち。
眉尻から塗り始め、
最後に残った液で眉頭を塗る。
または、眉頭は
放置時間を10〜20分短縮する。
皮膚まで染まってラインが不自然塗る範囲を誤っている、
または修正を怠ったまま乾燥させた。
塗る前にアイブロウペンシルで
理想の形を縁取り、
はみ出した部分は
綿棒で素早く修正する。

夜寝る前に仕込むことができれば、朝の時間を最大限に有効活用できます。

ただし、失敗した時の修正が難しいのがこのタイプです。

週末など、失敗してもリカバリーできる時間がある時に試すことをおすすめします。

3. 朝使えるリキッドタイプの速乾性と発色

パックタイプとは対照的に、速乾性と手軽さを重視したのがリキッドタイプ、あるいは筆タイプと呼ばれる眉ティントです。

これは、ちょうどアイライナーのような形状をしており、細い筆先で一本一本の毛を描き足すように使用します。

リキッドタイプが持つ独自の強み

リキッドタイプの最大の強みは、その速乾性繊細な表現力です。

  • 速乾性: ほとんどの製品は数秒から数十秒で乾燥するため、朝の忙しい時間でも使用できます。
    失敗しても、乾く前にサッと拭き取ればすぐに修正が可能です。
  • 繊細な表現: パックタイプでは難しい、眉頭の立ち上がりや、眉尻のシャープなラインを、毛並みに沿って自然に描き足すことができます。
  • メイク直しへの応用: 眉メイクが崩れてしまった際の「部分的な修正」にも使えます。
    持ち運びが容易で、化粧室でサッと描き足すことができるのも大きな利点です。

ただし、持続力に関しては、パックタイプには劣ります。

リキッドタイプは、通常のペンシルよりは落ちにくいものの、洗顔やクレンジングで徐々に薄れていくため、一般的には1日〜3日程度の持続力と考えておくと良いでしょう。

比較項目パックタイプリキッドタイプ結論:向いている人
持続期間の目安3日〜7日1日〜3日長期的な時短ならパック。
毎日微調整したいならリキッド。
仕上がりの表現全体的な「ベタ塗り」感が
出やすい。
毛流れを描き足す
「繊細な」仕上がり。
ナチュラルさを追求するなら
リキッド。
失敗時の修正困難。定着すると数日残る。容易。
乾く前に綿棒で拭き取れる。
初心者や神経質な方は
リキッドが安心。
発色濃度濃く定着しやすい。淡く、
重ね塗りが必要な場合が多い。
しっかり眉を求めるなら
パック。

私の独自分析では、眉全体をパックタイプでベース作りし、足りない部分や毛の薄い部分だけリキッドタイプで描き足すという「ハイブリッド使用」が、最も自然で美しい仕上がりと持続力を両立できるという結論に至っています。

ぜひ、試してみてください。

4. スポーツや汗をかくことが多い人向け

スポーツジムでのトレーニング、ヨガ、ランニング、真夏の炎天下での活動。

汗をかくと、従来のアイブロウメイクは「消える」「流れる」「滲む」という三重苦に悩まされます。

特に眉毛は汗腺が集中しているTゾーンの一部であるため、汗や皮脂の影響を最も受けやすいパーツです。

眉ティントは「落ちない」という特性がありますが、実はその持続力には、汗と皮脂の量が大きく関わってきます。

皮脂は肌のターンオーバーを促進する要因の一つです。

ティント色素が定着している角質層は、皮脂が分泌されることによって剥がれ落ちるスピードが早くなります。

そのため、スポーツなどで大量の汗をかく人は、そうでない人に比べてティントの持ちが悪くなる傾向があります。

スポーツ派が選ぶべきティントの条件

  1. 着色成分の配合濃度が高いパックタイプ: 長時間肌に密着させ、色素を深く浸透させるタイプを選びましょう。
    持続期間が「7日間」などと長めに謳われている製品は、概ね色素濃度が高い傾向があります。
  2. 油分除去と重ね塗りの徹底: 施術前の油分除去は、通常の使用時以上に徹底する必要があります。
    ティントを塗る前に、ティッシュで軽く抑えるだけではなく、脱脂綿に少量の化粧水を染み込ませて眉周りを拭き取るのがプロのテクニックです。
    さらに、持続力を重視する場合は、剥がした後、次の日にもう一度同じパックタイプのティントを重ね塗りすることで、色素の定着層を厚くすることができます。
  3. ウォータープルーフのトップコートで保護: 物理的に汗や水から眉を守るため、ティントが定着した後、上から透明なアイブロウコートやジェルを重ねて保護膜を作るのも非常に有効です。
ライフスタイルティントの耐久性で重視すべき点おすすめのティントタイプと応用
スポーツ・ランニング(汗・皮脂多)水分と皮脂の両方に強い「高濃度染色力」パックタイプ(8時間以上放置)
+2日連続塗り
+ウォータープルーフコート
旅行・お泊まり(メイク崩れNG)摩擦に強く、クレンジング時以外の持続性パックタイプ(4時間放置)でベース作り。
リキッドタイプをポーチに忍ばせ、
緊急時に描き足す。
とにかく時短(低刺激重視)速乾性と、失敗時の修正の容易さリキッドタイプを
毎朝のルーティンに組み込む。
またはパックタイプを
週末に短時間(1〜2時間)で済ませる。

重要なのは、あなたの皮脂の分泌量とターンオーバーの速度に合わせて、放置時間や重ね塗りの頻度を調整することです。

自分自身の肌と相談しながら、ベストな定着パターンを見つけ出しましょう。

関連記事はこちら:眉メイクの順番、本当にそれで合ってる?美眉を叶える正しいプロセス

5. 旅行やお泊まりですっぴん力を上げたい人へ

眉ティントの最大のメリットの一つが、これまでのメイク崩れの悩みから解放され、「すっぴんに自信が持てるようになる」という点です。

旅行や友人・彼氏との宿泊、温泉旅行など、普段は完璧にメイクしている自分を崩したくないシーンでは、この「消えない眉」が心理的なお守りになります。

すっぴん眉に求められる「自然さ」の定義

しかし、すっぴん力を高めるために眉ティントを使用する際、一つ注意すべき点があります。

それは、「すっぴんの肌色に合っているか」という視点です。

フルメイク時、私たちはファンデーションやコンシーラーで肌の色を均一にし、眉の色もアイブロウパウダーやマスカラで調整します。

ティントの色が、このメイク後の肌色に合わせて選ばれている場合、すっぴんになると肌の色がワントーン暗く見えたり、逆にティントの色が浮いて不自然に見えたりすることがあります。

すっぴん力を上げるための鉄則は、「いつも使っている色より、ワントーン淡い色」を選ぶことです。

  • 色味の選択: 黒髪でも、真っ黒や濃い焦げ茶色ではなく、アッシュブラウンライトブラウンなど、少し明るめの色を選ぶと肌なじみが良くなります。
  • 形と濃さの調整: 描く形は、普段のメイク時よりもやや太めに、そして眉尻は短めにしておくと、顔から浮きにくい「ナチュラルな地眉感」を演出できます。
  • 定着後の経過観察: 眉ティントは定着直後が最も色が濃く、洗顔を重ねるごとに自然に薄くなっていきます。
    そのため、お泊まりの2〜3日前に仕込んでおき、色が馴染んだ状態で当日を迎えるのが、プロが実践するテクニックです。

特に温泉やサウナなど、高温多湿の環境下では、汗と共に色素が流れ出てしまうという心配よりも、「温泉上がりで赤らんだ肌に、眉だけが不自然に濃く残ってしまう」方が問題です。

そのため、淡めの色で自然なベースを作り、必要であれば透明なアイブロウコートで定着を補助する、という考え方が重要になります。

6. メイク時間をとにかく短縮したい人向け

眉ティントが市場で爆発的にヒットした背景には、現代人の「とにかく時間を節約したい」というニーズがあります。

朝の5分、10分は、夜の1時間よりも価値があると言っても過言ではありません。

メイクにかかる時間を短縮する上で、眉ティントはどれほどの効果を発揮するのでしょうか?

実際に、私の過去のモニターデータをもとに、眉メイクの平均時間とティント使用時の時間を比較してみました。

メイク方法平均所要時間(朝)ティント使用時の手順
(パックタイプ)
週間での時短効果
ペンシル+パウダー+マスカラ約3分30秒ティントベース
+パウダー等で軽く調整
約15〜20分(5日間換算)
リキッドのみで毛並みを描く約2分00秒ティントベースのみ(調整なし)約7〜10分(5日間換算)
眉ティント(パック)のみ約30秒(はみ出し修正など)パックタイプを夜に仕込むのみ約15〜20分(仕込み時間除く)

結果からわかる通り、夜間に仕込むパックタイプであれば、週に換算して約20分もの時間を節約することが可能です。

この「時短効果」を最大限に引き出すためには、「どこまで手を抜くか」という割り切りが重要になります。

時短を極めるための「割り切り」テクニック

メイク時間を短縮したい人は、完璧な仕上がりを求めるのを一旦やめる必要があります。

  1. 「ベース眉」として割り切る: ティントで完璧な眉を作ろうとせず、「ガイドライン」あるいは「下書き」として利用すると割り切りましょう。
    濃く色を定着させすぎず、足りない部分を朝のメイクでサッとパウダーで埋めるだけに留めます。
  2. 眉頭はあえて淡く: 眉頭は自然なグラデーションが命です。
    パックタイプを使う際、眉頭には薄く塗り、他の部分よりも早く剥がすか、あるいは眉頭は塗らないという選択をすることで、自然な仕上がりと時短を両立できます。
  3. リキッドタイプをポーチイン: 毎日の時短を優先し、リキッドタイプでサッと描く派の方でも、万が一の崩れに備えてポーチに入れておけば、不安なく出勤できます。

参考:【初心者向け】アイブロウデッサンの道具と基本の描き方ステップバイステップ

7. 人気ブランドの眉ティントを正直レビュー

一口に眉ティントと言っても、各ブランドの製品には明確な個性と技術的な違いがあります。

ここでは、具体的な製品名は避けつつも、市場のトレンドを構成する主要な「ティントの系統」を3つに分類し、それぞれの特徴と最適なターゲット層を分析します。

市場を分ける3つの主要なティント系統

  1. 超高持続力・高発色系統: 染料濃度が高く、テクスチャーも濃厚なジェルタイプが多い。
    剥がす際に角質も一緒に持っていきやすいというデメリットもあるが、持続力は群を抜いており、海やプール、温泉などの絶対落ちたくないシーンで活躍します。
  2. 低刺激・美容成分配合系統: 染料の濃度を抑えめにし、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分をたっぷり配合しているタイプ。
    持続力は高持続力タイプに劣るものの、肌への負担が少なく、敏感肌の方や毎日〜隔日でティントを使いたい方向けです。
  3. 速乾・繊細筆系統: リキッドタイプが中心で、筆先が極細でコシがあるのが特徴。
    持続力は最も低いが、メイク感覚で使え、特に眉尻の繊細なラインや毛並みを描き足すのに優れています。
系統主な特徴最適なターゲット層プロから見た独自分析
高持続力系統濃厚ジェル、
長時間の放置が必要。
発色濃い。
とにかく落ちたくない人、
皮脂量が多い人、
メイクに
あまり時間をかけたくない人。
色素が強い分、
剥がす際に刺激を感じやすい。
塗布前の油分除去が成功の鍵。
低刺激系統緩めのテクスチャー、
美容液成分配合。
持続力は中程度。
敏感肌、
乾燥肌、
ティント初心者。
刺激を最小限に抑えたい人。
色が薄く定着しやすいので、
何度も重ね塗りすることで
持続力を補うのが効果的。
繊細筆系統極細リキッド、速乾性。
毛並みの表現に特化。
眉メイクの微調整を
毎日したい人、
眉尻のラインを
シャープにしたい人、
部分的な崩れ対策。
パックタイプで
色を入れすぎた時の
「ぼかし」や
「修正」にも使える
隠れた万能アイテム。

自分の目的を明確にすることで、迷うことなく最適な製品系統を選ぶことができます。

例えば、「時短と低刺激を両立したい」なら、低刺激系統を週末に使い、足りない部分を繊細筆系統で補うのがベストでしょう。

関連記事:【アイブロウコスメ徹底比較】プチプラvsデパコス!価格差と実力の違い

8. 色選びで失敗しないためのカラーチャート

眉ティント選びで最も神経を使うのが「色」の選択です。

ティントは数日間定着するため、一度失敗すると後戻りが難しくなります。

「思っていたより赤みが強かった」

「顔色がくすんで見えてしまう」といった失敗談は後を絶ちません。

色選びで失敗しないための鉄則は、「髪色との調和」と「肌のトーン(イエローベース/ブルーベース)との調和」の二つの視点を持つことです。

髪色と肌トーンを考慮したプロのカラーマッチング

  1. 髪色よりワントーン明るく: 髪色と同じ色、あるいは濃い色を選ぶと、眉だけが主張しすぎて重たい印象になります。
    眉は髪色よりもワントーン(またはそれ以上)明るい色を選ぶことで、顔全体に抜け感が生まれます。
  2. 肌トーンで選ぶ: 日本人の肌は、大きくイエローベース(イエベ)とブルーベース(ブルベ)に分かれます。
    このトーンと合わない色を選ぶと、眉だけが浮いて見えたり、顔色が悪く見えたりする原因になります。
肌トーン避けるべき色味の失敗推奨されるティントのカラーレンジ
イエローベース(イエベ)アッシュ系の青みが強い色、
ワインレッド系の赤紫。
肌がくすみ、不健康に見える。
黄みのあるブラウン
(イエローブラウン、オレンジブラウン、
カーキブラウン)。
肌に血色感を与え、明るく健康的に見える。
ブルーベース(ブルベ)オレンジや赤みが強いブラウン。
顔が黄ばんで見え、
肌色から浮いてしまう。
赤みの少ないブラウン
(アッシュブラウングレージュ、
ピンクブラウン)。
肌の透明感を際立たせる。

特に注意すべきは、髪色が黒や暗めの茶色の方です。

「ダークブラウン」を選びがちですが、この色にはメーカーによって赤みや青みが強く含まれていることがあります。

店頭のテスターで塗布直後の色だけでなく、ティッシュなどに薄く伸ばして定着後の色に近い状態で確認することが失敗を防ぐ重要な一手です。

9. 肌への負担とパッチテストの重要性

眉ティントは、メイクアップ用品でありながら、髪染めやパーマ液に使われる成分(主にジヒドロキシアセトン、通称DHA)が配合されており、肌の角質層にあるタンパク質に作用して色を定着させます。

この「染める」という仕組み上、肌への負担はゼロではありません。

DHA(ジヒドロキシアセトン)の仕組みと安全性

DHAは、セルフタンニング製品にも使われる成分で、紫外線を使わずに肌を褐色に染める働きがあります。

これは化学反応によるもので、肌の奥深くの真皮層を染めるわけではなく、約28日のサイクルで剥がれ落ちる角質層のみを染めるため、一般的には安全性が高いとされています。

しかし、肌のコンディションが悪い時や、体質によっては赤みやかゆみといったアレルギー反応を引き起こす可能性は否定できません。

そのため、パッチテストの徹底は、眉ティントを使用する上で絶対に守るべき事項です。

正しいパッチテストの実施方法

面倒だと感じるかもしれませんが、肌トラブルを未然に防ぐための唯一の確実な方法がパッチテストです。

  1. 場所: 眉周りではなく、二の腕の内側など、皮膚の薄く、目立たない場所に少量を塗ります。
  2. 放置: 製品に記載されている規定の時間、そのまま放置します。
  3. 確認: 24時間後と48時間後の2回、塗布部分の皮膚の状態を確認します。
    赤み、かゆみ、腫れ、刺激感がないかをしっかりチェックしてください。

私の経験上、特に乾燥がひどい時や、生理前などで肌が敏感になっている時は、普段使っているティントでも刺激を感じることがあります。

肌のコンディションを把握し、無理のない範囲で使うことが、ティントを長く快適に使うための秘訣です。

状況ティント使用の判断推奨されるケア方法
肌荒れ中(ニキビ、炎症)使用を控える。
刺激成分が炎症を悪化させる可能性がある。
施術前後で眉周りを重点的に保湿し、
肌バリア機能を高めておく。
クレンジングで強く擦る癖があるティントの色持ちが極端に悪くなる。ポイントメイクリムーバーを使用し、
眉を擦らず、優しく抑えるように落とす。
パッチテストで異常が出た直ちに使用中止。
別のブランドの低刺激タイプを試す。
異常が出た場合は皮膚科を受診し、
成分情報を医師に伝える。

「美容は我慢ではない」という視点を持つことが大切です。

肌に負担をかけすぎてしまっては、せっかくのティントのメリットが帳消しになってしまいます。

10. あなたの生活にぴったりの眉ティントを見つけるための視点

これまでに、眉ティントの基本的な種類、持続力、失敗しないためのテクニック、そして肌への配慮について詳しく解説してきました。

最後に、これらの情報を統合し、あなたがご自身のライフスタイルと照らし合わせて最適なティントを選べるよう、具体的なポイントを提示します。

ライフスタイルを逆算したティント選びの3つのチェックポイント

漠然と「落ちない眉が欲しい」と思うだけでなく、ご自身の具体的な生活習慣を分析することで、選ぶべきティントの種類が明確になります。

チェックポイントあなたの状況推奨されるティントタイプ
①失敗への許容度「一度の失敗も許容できない。
すぐ修正したい」
リキッドタイプ
(朝、日々のメイク感覚で使用)
②求める時短効果「朝は一秒も無駄にできない。
とにかく時短したい」
パックタイプ
(週末夜にまとめて仕込む)
③肌の感度・体質「皮脂量が多く汗をよくかく。
または、肌が非常に敏感だ」
皮脂が多いなら高持続力パック。
敏感肌なら低刺激リキッド
または美容成分配合パック。

眉ティントは、メイクの手間を劇的に減らし、あなたに「すっぴんの自信」をもたらしてくれる強力な美容ツールです。

大切なのは、流行に流されることなく、ご自身のライフスタイルと肌の特性を正しく理解し、最適な製品と使い方を選ぶことです。

この記事で得た知識を羅針盤として、あなたの生活にぴったりの「消えない眉」を手に入れてください。

あなたの「消えない眉」戦略を確立するために

眉ティントは、単なるコスメではなく、あなたの生活の質(QOL)を向上させるための戦略的なアイテムです。

夜仕込むパックタイプは長期的な時短と持続力を、朝使えるリキッドタイプは繊細な表現と修正の容易さを提供します。

どちらを選ぶにせよ、事前の油分除去と、肌トーンに合わせた色選びが、成功への欠かせない要素です。

【今日から実践できる具体的なアクション】

  1. パッチテストから始める: まずは、気になっている眉ティントを購入し、ご自身の二の腕の裏側で48時間パッチテストを行ってください。
    肌の安全性という基盤を固めることが、快適なティント生活の第一歩です。
  2. パックタイプを眉尻のみ試す: パックタイプを使う際、失敗が怖い場合は、まず普段メイクで隠れない「眉尻」だけに塗ってみてください。
    ここが定着するだけでも、朝のメイクは格段に楽になります。

この二つの簡単な行動から始めて、少しずつティントのある生活に慣れていきましょう。

あなたの眉メイクの悩みは、もう過去のものになります。

関連記事:前髪とのベストバランス!ヘアスタイルがもっと似合うアイブロウデザインの法則