第1回全国アイブロウデザイナー会議2025

執筆者:JEBLA認定講師 青木麻衣子

「一人で悩む技術者に、再び自信と仲間を。」

「このやり方で合ってるのかな?」「誰にも確認できないまま施術してる…」
そんな風に、自信を持ちきれずに日々の施術をしている技術者の声を、私はたくさん聞いてきました。特に1人でサロンを運営している方は、目の前のお客様に向き合いながらも、ふと不安や孤独を感じることがあるのではないでしょうか。

私自身、過去に「正解が分からないまま」技術を続けてしまった時期がありました。結果として、提供する技術にムラが出たり、自分自身の軸がブレてしまったり…。だからこそ、「今の自分の技術を、仲間と一緒に見直す場」をつくりたかった。そんな想いから、2025年6月9日(大阪)・6月24日(東京)に、JEBLA本部認定校 Japan Browtist schoolが初の『全国アイブロウデザイナー会議』を開催しました。

技術と知識を、もう一度「整理し直す」一日

この会議は、ただの勉強会ではありません。全国から集まった眉のプロフェッショナルたちが、

  • カウンセリング
  • デザイン設計
  • ワキシング(脱毛工程)
  • メイクアップまで

サロンワークの一連の流れを、実際の実技と講義を交えて体系的に再確認する場となりました。

実技セッションでは、

  • 「安心・安全」を追求した新しい施術工程
  • 売上・リピート率向上に直結する“デザイン提案のコツ”

を徹底的に解説。受講者の皆さんの真剣な眼差しから、「今の技術をもっと良くしたい」「もっとお客様の満足度を高めたい」という強い意志を感じました。

さらに、

  • 最新のスキンカウンセリング理論
  • 現場での失敗談を共有するパネルディスカッション
  • 市場動向から見る眉業界の今後

など、多面的な学びが詰まったプログラムを通じて、参加者同士が自然と意見を交換し、学び合う雰囲気が生まれていました。

共に学ぶ仲間がいる。それだけで前に進める

印象的だったのは、検定合格者の表彰式。日々努力を積み重ね、自らの技術を研鑽してきた方々の姿に、会場全体から大きな拍手が送られました。「自分ももっと頑張ろう」と、多くの参加者が背筋を伸ばしていました。

その後の懇親会では、終始和やかな雰囲気の中、

  • 地方ごとの美容トレンド
  • SNS活用の工夫
  • 時短や単価アップの施術メニューの作り方

など、実践的でリアルな話題が飛び交い、「時間が足りません!」という声が出るほど盛り上がりました。普段なかなか出会えない技術者同士が、悩みや経験を語り合える貴重な場になったと感じています。

JEBLAの使命として、そしてこれからの提案

今回の会議を通じて、あらためて私たちJEBLAが大切にしたいのは、「正しい技術を伝えること」だけではなく、技術者が孤立せずに“学び続けられる環境”を提供することです。

1人サロンで奮闘しているあなたも、地方で活動しているあなたも、どこかでつながり、学び合える仲間がいる。それがJEBLAの目指す「全国の眉技術者コミュニティ」です。

これからも、技術の標準化やアップデートはもちろんのこと、こうしたリアルな場を定期的に開催し、講師や会員同士が支え合える環境づくりを進めていきます。

次回の開催も、ぜひご期待ください。そして、まだ不安や迷いを抱えている方がいたら、ぜひJEBLAの扉をノックしてください。きっと、一緒に前に進める仲間がここにいます。